
ワインのわ - Special Episode -
吾妻山麓ワイナリー × セントヴェルジェ教会
ペアリングディナーイベント
『一夜限りの味わいの共演』を開催!

こんにちは!
福島県でライターをしている小針有梨花です。
irodori編集長の小野寺さんからお誘いいただき、こちらのイベントに参加してきました。
実は以前「ワインのわ」に2回ほど参加したことがあり、そのご縁から「こばりちゃん、ライターとして参加してみない?」とお声がけいただいたのです。フレンチ、コース料理、ワイン…。どれも詳しくない、庶民すぎる私。「楽しめないのでは…?」「場違いにならないかな…?」と、前日まで正直ドキドキしていました(ここだけの話)
でも、実際に会場に向かうと、セントヴェルジェ教会のスタッフさん、WINERY AZUMA SANROKU代表の牧野さん、参加者の皆さんが温かく迎えてくださり、一気にリラックス。厳選されたワイン&フレンチのマリアージュを楽しみながら、ピアノの生演奏が流れる贅沢なひとときを過ごしました。
今回は、実際に私が参加して感じたことを正直にレポート。「irodori主催のワインイベント、参加してみたいけど実際どうなの?」と思っている方の参考になれば嬉しいです!
福島市にある結婚式場
「セントヴェルジェ教会」で開催!
今回の会場は、福島市にあるセントヴェルジェ教会。南フランス・プロヴァンスの街並みをイメージして作られたこの教会は、一歩踏み入れた瞬間、日本にいることを忘れてしまいそうなほどの美しさです!

会場は、福島市で20年以上に渡って親しまれている
セント・ヴェルジェ教会

ガーデンパーティにも対応出来る素敵なプライベート空間
イベントの開催前に、特別に教会の中を見学&撮影させていただくことに。緑豊かな自然をイメージして作られた空間は、温かな木のぬくもりを感じる心地よさ。昼には優しい光がステンドグラスを通して差し込み、幻想的な空間を作り出します。
さらに祭壇にも入らせていただき、一瞬だけ牧師さんと新郎新婦の気分を味わいました。すでに結婚している私でも、もう一度ここで誓いたくなるほどの素敵な空間です!

落ち着いた雰囲気と温かみのある装飾のパーティ会場

ステンドグラスはフランスの教会で実際に使用されていたものを譲り受けています
リラックスムードで幕開け!
ワインが好きな方、セントヴェルジェ教会に馴染みのある方、フレンチ好きの方、そして「初めてだけど興味があって…」という方まで、幅広い方々が集まりました。
各テーブルでは、ワインと料理を囲みながら自然と会話に花が咲き、初対面同士でもすぐに打ち解ける和やかな雰囲気に。わたしも同じテーブルの方々とお仕事やプライベートの話で盛り上がり、気付けばグラスを片手に笑い合っていました。時間を忘れるほど楽しく、心地よいひとときを過ごせました。

ウェルカムドリンクは、林檎のお酒ふくしまシードル2022にスパイスを使用したホットシードル

吾妻山麓ワイナリーを紹介する映像が流れ開宴です

司会はirodori 編集長 小野寺彰子
WINERY AZUMA SANROKU
厳選された7種のワイン。
中には初お披露目のものも!
今回いただいたのは、「WINERY AZUMA SANROKU」の厳選された7種のワイン。
このワイナリーは、2019年8月に福島市に誕生しました。
醸造所のそばに『自社畑』を持ち、メルロ、カベルネ・ソーヴィニヨン、タナなど多数の品種を栽培しながら、「福島市ならではのワイン造り」を追求しています。
ワインだけでなく、福島市産のりんご100%を使用したシードルも人気!「福島で誇れるワイン造り」をモットーに、シードル・ワイン・ポワレの開発を進めています。

雪うさぎモチーフのエチケットが特徴的な吾妻山麓ワイナリーのワインがズラリ
株式会社 吾妻山麓醸造所
代表取締役 牧野修治さん

柔らかい笑顔が印象的な牧野さん。仙台市出身の牧野さんは、東北学院大学を卒業後、カリフォルニア大学デイヴィス校ブドウ栽培・醸造学科に進学し、ワインの本場で本格的に学びを深めました。
その後、日本へ帰国し、山梨県のワイナリーでブドウ栽培、ワイン製造・販売を徹底的に経験。2021年から株式会社吾妻山麓醸造所の栽培・醸造責任者として従事し、昨年の5月に代表取締役に就任されました。これまでの経験を活かし、福島市ならではのワイン造りに取り組まれています!
ワインをいただく際には、牧野さんがワインの特徴をじきじきに解説してくださるという、なんとも贅沢な時間…。ワインの物語や特徴を知ることで、味わいがより深まったと感じた方も多かったのではないでしょうか?

提供されるお料理に合わせたワインについて味わいの特徴を都度、牧野さんがご紹介してくださいました
今回初お披露目となった「ふくしまシードル2nd 2023 瓶内二次発酵」は、福島市産のりんごを贅沢に使用し、瓶内二次製法にて醸造された辛口のシードルです。「シードルは甘くて苦手」という方でもスッキリと味わえる逸品。りんごの他にも、洋梨やオレンジのような果実感が感じられ、爽やかな余韻が続きます。
そして本日の主役といっても過言ではないのが「タナ2023」。自社栽培のブドウから醸造された、待望の赤ワインです!深みのあるガーネット色が特徴のタナ。口に含むと、しっかりとしたタンニンの苦味と、硫黄や果実の風味が広がる、飲みごたえのある一本。お肉料理との相性も抜群で、今回一樽のみという数量限定で作られた、非常に貴重なワインです。

今回初出しとなったタナは、デキャンタージュすることでより華やかに香りが開きます
セントヴェルジェ教会のシェフによる
絶品のフレンチフルコース!
見た目は芸術品のようで、食べるのが勿体無いほど。前菜は素材そのものの美味しさが際立ちます。「食レポが『美味しい』しか出てこない…。」と、同じテーブルの皆さんと噛み締めながらいただいたほど、どの料理も感動の美味しさ。
ラグーと蜜柑など意外な組み合わせもあり、新しい味わいに出会えました。料理一皿ごとにワインとのペアリングが楽しめ、特にタナとお肉料理の相性は抜群。これまで味わったことのない風味にも出会えて、新鮮な驚きの連続でした。

セントヴェルジェ教会 トップシェフ鈴木友海さんによる料理コンセプトの案内

- Amuse -
福島和牛のタルタル パルメザン バルサミコ
サーモン リーフ イクラ 菊花
蕎麦粉クレープ マスカルポーネ あんぽ柿 生ハム

- H.o.v Froid -
活車海老のミキュイ フリット
冬野菜のミルフィーユ:
京人参ちじみ法蓮草聖護院蕪 キャビア カリフラワーのブランマンジェ
旨味ジュレ 海老フォンダン スプラウト

- H.o.v Choud -
ジャパンX豚のラグー 佐蔵農園焼き芋 焼蜜柑 蜜柑ソース
ベーコンのエスプーマとカリカリ アマランサス

- Soupe -
ワタリガニのビスク みつぱ 蟹クリームコロッケ

- Poissons -
金目鯛 北寄貝 帆立貝
白菜のブレゼ ヒラタケ 菜の花 ジュドコキヤージュ ブルギニョンソース
